昼は麻婆丼とねぎえのき。
麻婆丼はごはんと豆腐とねぎとえのき茸、ねぎえのきはねぎとえのき茸でできています。まあひとり暮らしの食卓なんてそんなもんです。
おやつ
こないだのりんごのシロップをお湯割りに。甘酸い。
22日(日)
朝は焼いた餅に煮小豆をかけたもの。小正月の小豆粥用に煮たものの残りを冷凍しておいたのだ。しかし餅2個では足りるわけないよなと、トースト焼いてオレンジマーマレードを添え、そして珈琲。
方向性がよくわからないものになり果てたと思っていたら、ある方に「名古屋の喫茶店のモーニングみたい」といわれ、なるほどそういう方向だと心底納得。
昼はうどん。
みやこめっせに文学フリマを見に行く。
白川にオオバンがいるの、初めて見た。
現場に着く。300以上もブースがあってどこ見ていいやらわからないので、事前に見に行くと決めていたブース以外は、立ち読みコーナーで目星をつけておいて、あとは流し見しながら気になったものを買うという戦略。で、これが釣果。
小説を読む気が衰えているので、短歌・俳句・評論・パズルというラインナップ。『草獅子 Vol. 1』は買いそびれていたので、じかに手に取って買えたのがうれしい。
帰りに図書館に寄ってさらに本を借りたりして。帰り道、信号待ちしながら疎水のマガモを見ていたら、わたしの前で同じようにカモを見ていた人が「あ、長ネギ買うの忘れた」とボソッと呟かれたので、危うく吹くところであった。
晩めしをつくる余力はないので、つくりおきの紅白なますと買ってきたかれいの煮つけ。
24日(火)
明日締め切りの仕事を嫌々やる。嫌々なので一向に捗らない。なんとか終えたら胃が痛い。
25日(水)
午前中は某所で仕事。最寄り駅から電車で30分ばかりのところなのだが、乗っていると、あるところから景色が一変、真っ白である。バスに乗る人も、いつもより多い。雪降ってるからだろうな。
帰宅してカップめんで昼めし。
午後からまた用事で出かけるのだけれども、外に出るのにまったく躊躇いを感じない。なぜなら室温≒外気温。ははは。本日の最高気温3℃だって。ははは。
いつもと違う道を通ってみた。
そそる。
買ってきたアサリを塩水に放したとたん、1匹の中からちっさいカニが2匹出てきた。
アサリと共生するカクレガニ。アサリが死んでしまったから出たのだろうか。
アサリは明日食べることにして、晩めしは焼き豆腐と厚揚げのたいたの。いつものごとく薄手のダウンにダブルフリースを重ねても寒いので、その上から毛布をぐるぐる巻きにして、ものすごい勢いで冷めていく煮物を食べている。外は氷点下~♪ははは。
26日(木)
アサリたちは全員の生存が確認されました。
ということで、ごめんなさいごめんなさい。
全員きれいに洗われて、オリーブオイルで刻んだにんにくを炒めたところに投入され、粗く刻んだコリアンダー(パクチー)も入れて炒められ、半分がた口を開けたところで蓋をされて1分余熱で火を通され、全員が口を開けたらレモン汁半個分を注がれました。ごめんなさい許してくださいおいしいです。スープに浸したバゲットがこれまたたまりません。
28日(土)
朝
くるみロールパン、コーヒー。
昼
野菜炒め&パクチー山盛りラーメン。
韓国インスタントラーメンのシーフード味はピリ辛なので、パクチー入れるとうまさ倍増(な気がする)。
おやつ
いもようかんを焼いてみた。皮ができて、これがなかなか。
31日(火)
このところ胃に不快感があり、さらに夜あまり眠れない。転がっていても時間のムダなので、本を読んだりしている。昨夜は今村夏子『あひる』(書肆侃侃房)を3度続けて読み、明るくなってくるまでナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』(須賀敦子 訳 白水Uブックス)を読んでいた。
『あひる』に収録された3作品はどれも怖い。語り手たちが生きている日常は外部から見るとあきらかに歪んでいる(宗教、引きこもり、暴力、イジメ etc, etc)のだが、それを歪みと認識していない人々によって語られており、また時間はその流れが唐突にぶった切られて、離れた時間につなげられているように思われる個所もあり(「おばあちゃんの家」では、時間どころか空間までも)、読んでいると自分の平衡感覚、距離感覚が不安定になってくるのが感じられた。自分がこれまで信じていたように、様々な事物との距離を正しく測れているのか、どうにも不安になってくる。暗い中、デスクライトで読んじゃいかんですよ、これ。
あひる 今村 夏子 書肆侃侃房 2016-11-18by G-Tools |
『ある家族の会話』、ナタリアの父(学者)はとにかく気に入らないことがあると怒鳴る(まあ基本的に声が大きい人なので、楽しい時も怒鳴ってるようなものだけど)ので、声が大きな人間が苦手なわたしは「うへえ」と思って読んでいたのだけど、この父ちゃんがだんだんかわいくなってくるのが不思議。「なんというロバだ、おまえは!」が出てくると笑ってしまう。レストランで女乞食を追い出そうとしていた給仕に「こんなきのどくな人を追い出すなどけしからん」といってその女乞食に恵んでやるのだけど、彼女がお礼のしるしにか、ギターを演奏しはじめると、怒りを爆発させ(彼は音楽嫌いなのだ)、「音楽はもうよろしい。あっちへ行ってください。私は楽器が大嫌いだ!」と怒鳴るが彼女は演奏をやめず、給仕がほくそ笑むところなんて最高。
ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) ナタリア ギンズブルグ Natalia Ginzburg 白水社 1997-10by G-Tools |
以前、酔って注文した浄瑠璃の人間国宝のCDが届いてビビった記憶があるが、今日も身に覚えのないロイヤルメールの小包が。
こわごわ開けたらこれでした。もう1ポンド缶買うしかない気がしている。