2016-12-20

日々雑記 2016 Dec. #2

11日(日)




ライ麦パンのトースト、ミルクコーヒー。

昼は残りものやっつけごはん


茹でほうれんそうと焼き塩サバのピリ辛炒飯、豆腐とわかめと麩の味噌汁。
炒飯はナシゴレンみたいな感じにしようと、醤油+ハリッサにシナモンパウダー少々で味つけ。なんとなくそれらしくできた。

おやつ


鍋焼きホットケーキ。
生地が残ったので、レンジで蒸しパンにしようとしたら、


えらいことに。庫内で回りながら盛大にせりあがり、溢れ出すのを見て、うわあああああはははははははと、悲鳴が途中から笑いに転じましたね。できあがったものは、ふかふかでおいしかった。

夜。風呂上りに居室の灯りをつけようとしたら、


ヒモスイッチが切れた。しかも本体側の方が。仕方ないので短い切れっ端をつまんで引いた。元スイッチで操作はできるけど、不便だ。なんで不便なのかというと、元スイッチの下には酒屋でもらってきた木箱を積んでつくった本棚があり、その本棚の上には当然本が積んであり、それがスイッチのすぐ下まで積みあがっているので、暗い部屋で手探りした拍子に本が落ちる可能性が大きい……まあ、片づけろっちゅう話でもある。火曜日にはサッシ取り換え工事で作業員さんが入ることでもあるし。しかし、毎度毎度思うことではあるけれど、わたくしという人間は、尻尾に火がつかないと始めないものであるなあ。


12日(月)

帰宅して、一心不乱に部屋を片づける。こういうことがあるたび、「出したら片づける」を習慣にしておけば、部屋はいつでもキレイだし、ものがなくなることもないわけで。今回の片づけで、行方不明だった本が何冊か発見・保護されたのであった。だがしかし、このたび救出かなった彼らもまた、分類もされず手あたり次第に段ボール箱に詰められ、ふたたび失われることになろうとは、いかなる運命のいたずらであろう(だからすぐ整理しろよ)。

ベランダの植物たちは、風呂場に避難させた。よって本日は風呂に入れません。


13日(火)

午前8時50分を過ぎたころ、作業員さんが部屋に入る。事前にもらったビラでは「作業は9時ごろから3~4時間で終了します」とのことだったが、わたしの感覚では「9時ごろ」は「9時以降」なんだな。「頃」なんだから「前後」であって当然なのだけれども。

作業開始、手際よくガラス戸が取り外され、アルミ枠が取り付けられていくのを凝視しているのもなんなので、わたしは文机で明日の仕事の下準備。3~4時間どころか、1時間半ほどでほぼ完成。「あと、ガラス嵌めたら完了です」と告げられる。


そしてこの状態で、10分経過。写真を撮って、「寒い……」とか呟いているところに作業員さん登場。ちゃちゃっとやっていただく。作業後、ベランダに出て責任者の方に説明を受けてオワリ。やれやれ、である。ほっとした拍子に、「この季節、乾くのに二日ほどかかりますが、それまで触らないでください」といわれたコーキングにいきなり初日から触ってしまったわたくしであった。(「ベランダに出てください」から説明が始まったわけで、まさかその窓のベランダ側がゴムで部屋側がコーキングだとは思わなかったんだよ!)

切れた照明器具のヒモを機結びでつないでみた。(鞄職人の子なのですよワタクシ)


これでしばらくは大丈夫だろうけど、本体側のもう一方も擦り切れてきていて、ちぎれるのは時間の問題だろうなあ。

午後は雨の中、用事で出かけた。ときどき会う盲導犬がカッパ着せてもらってて、たいそうかわいかった。以前、散歩中の犬がカッパがわりにゴミ袋着せられてるのを見たことがあるけれども、あれはあれで味わい深いものであった。

帰宅して、風呂場に疎開させていた植物たちを水洗いして、窓辺に置く。


外壁工事のせいで、ホコリまみれだったのだ。すまない。それにしても、日照不足でみんな徒長してしまっているのが悲しい。しっかり日に当たっていれば紅葉する虹の玉も、ひょろひょろと細く伸びた茎についた(いままでみたこともないほど)小さい葉が緑色のまま。ほんとうにすまない。工事が終わる来年の夏まで、どうかがんばってほしい。


14日(水)

「ポトラッチ」ってすごい名前の飲みものだな、と思ったのだ。


思い込んだら、そうとしか見えないものだな。しかし「ポトラッチ」という名のミルクティーとは?まずはジャージー種の牝牛がストレスなく乳を出せるように、東京ドーム180個分の広さを誇る放牧場を整備、なんなら牛連れてきてその場で搾った牛乳使ってもいいんだぜ?くらいの勢いだが、いくらなんでも殺菌は必要なので加工場を併設、ゴールデンティップスをたっぷり含んだアッサムをはじめ、ケニア、ニルギリ等数種の最高級茶葉を門外不出の比率でブレンドしたものを使用、英国からティー・エキスパートの大群を招聘し、ずらりと並んだ彼らが手ずから淹れた茶を使用しているにもかかわらず、お値段は同種の飲料と同じ水準とかそういうものであろうか?ていうかあんまりたいした想像ができなくて申し訳ないこと甚だしいところではございますが、ボトラッテ・ロイヤルミルクティー、美味しかったです。


15日(木)

なんだかんだで長いこと積みっぱなしになっていた(まあそんな本ばかりだが)オーギュスト・ブランキ『天体による永遠』(浜本正文 訳 岩波文庫)を読みはじめた。これはあれですね、詩です。
  共に生れ、大空をめぐり、そして死んだ星たちの巨大な渦巻きの一つが、何百万世紀経って、ようやく自分の前に開かれた宇宙空間を渡り終えようとする時に、そこへやってきた別の燃え尽きた星の渦巻き群と、双方の境界線上で衝突する。猛り狂った乱闘が、10億の何十億倍里以上の広大な戦場において開始され、果てしない歳月にわたって続くのだ。宇宙のこの一角は、今や、恒星や惑星を瞬時に蒸発させてしまう猛火の稲妻が、絶え間なく切り裂いて走る、炎の海と化す。
(p.60)
その生涯の43年間を牢獄で過ごした革命家が、こんな詩的散文で天体論を書いていたとはなあ。


4003422511天体による永遠 (岩波文庫)
オーギュスト・ブランキ 浜本 正文
岩波書店 2012-10-17by G-Tools


16日(金)

りんごでおやつ。


紅玉をテキトーに切って耐熱皿に並べ、ラム酒(ブランデーや水でも可)に浸しておいた干しぶどうをばらまき、漬け汁もかけて、砂糖(はちみつでも可)をふりかけてバターを散らし、オーブントースターで15分焼く。(シナモンパウダーをふろうと思っていて忘れた)


はい。半分残しておこうと思っていたのに、りんご2個分ペロっといってしまった。危険なおやつだ。

食べたら文化博物館へ。『国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展』をば。館内に入ると、


メジェド様いた。(スマホカメラに不慣れなもので、ブレブレですみません)

展示は素晴らしかった。古代エジプトの技術力の凄さよ。ミイラを収めた棺の装飾画の見事さよ。近くで見ていた人はどうもヒエログリフが読めるらしく、ピラミッドを築いたファラオの名前なんかを声に出して読んでおられた。微笑ましさよ。

展示を見終わると、「なりきりコーナー」の案内板が。アレだな、顔出すヤツ。と思いきや、ここのはひと味違った。


かぶれます!


着られます!


&メジェド様ピラミッド前でスタンバってます!


大人気ですね。ミュージアムショップでも、メジェド様グッズたくさん売ってた。まあわたしが欲しかったのは、「ヒエログリフしたじき」か「ヒエログリフ手ぬぐい」だったけど。財布にお金が450円しか入ってなかったので諦めたけど。

常設展の映画も観ました。島津保次郎監督『家族会議』(1936年)。いやー、主人公二人が辛気臭い!桑野通子がコップを握り壊す場面の音楽に驚愕!それはともかく、なにが「家族会議」だったのか、とんとわからない!原作は横光利一の新聞小説だそうで、読んだらわかるのだろうか……


17日(土)

夜、自家製酵母種でパンを捏ねる。


今回の中種は、前回と比べてイキがいい感じだったので、期待してます。

いつもの書店の店長さんから、四元康祐『言語ジャック』(思潮社)入荷メールあり。出版社取り寄せだろうから2週間はかかると思っていたけど、早かったな。


18日(日)




ベシャメルチーズトーストと、珈琲。




なんだか朝ごはんのような昼ごはんである。まあわたしは三食朝ごはんが食べたい人間だ。

さて、気になるパンの様子は


うむ。

焼けました。


うまし。(これもワインをコーヒーにすれば朝ごはんだな)

ここのところ、白ごはんにお揚げの焼いたの乗っけてねぎと生姜醤油かけただけ、みたいな弁当続きだったので、明日は気合の入った弁当にしたい。が、どうせ今日の残りものをリサイクルすることになるであろうな。スーパーで切り身の魚はひと切れ単位で売ってないからしかたない。


19日(月)

予想通り、残りものリサイクル弁当。


白ごはん、焼き塩鮭の残りを甘酢でさっと煮たの、お揚げとキャベツの煮たのの残りをたまごでとじたの、塩蒸しかぼちゃ、煮ピーマン、インスタント味噌汁(わかめ)。

ちょっと早めのクリプレ(自腹)が来ました。


いや、まあこの箱で来たからってだけだけど。某呟き処でいつも遊んでいただいている方に、すすめられるがままにポチったCDたち。たのしみだ。


20日(火)

そして本日は、またもやドカンと乗っけ弁。


麩とねぎと自家製なめたけのたまごとじ丼(七色唐辛子たっぷり)、インスタント味噌汁(豆腐)。いや、うまいですよ。

仕事帰りに本を受け取りに。


やっとこさお迎えに行けました。

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