2016-04-11

日々雑記 2016 Apr. #1

1日(金)

わたしは日頃くだらないことばかり考えているのだが、今日ふと湧いた疑問は、「絶対音感のある人が、任意の旋律に、対応する音とは違う音名を歌詞としてつけて(例えば「ドレミファソ」という音の並びに「ソドファミラ」という歌詞をつ けて)歌ったらどんな感じだろうか」というものだった。友人のピアニストに今度会ったとき聞いてみようかと思ったが、殴られそうな気がものすごくする。しかもその場合、手は商売道具だからそんなくだらないことのために使ってなるかと、なにか手近な堅いもの(譜面台など)で殴られることであろうということがシミュレートできたわたしの危機管理能力は高いといわざるを得ない。安心である。とか満足していたら友人から電話がかかってきて思い出した。文博に映画を観にいく約束していたのを、完璧に忘れていた。危機管理能力は高くともスケジュール管理能力は著しく低いといわざるを得ない。ああ、お互い学生のころ観たにもかかわらず、ふたりとも粗筋を読 んでも内容が一向に思い出せないので、ホントに観たのかどうか確認しようとしていた成瀬巳喜男監督『妻よ薔薇のやうに』、観逃してしまったなあ。

嘘をつくのは嫌いだけど、ホラを吹くのは好きなわたしが「嘘」は罪で「ホラ」は愛なのだ、という認識に至った過去記事を再掲した。(→ 4月1日スペシャル 【Archives】 「国宝」「ホラなんですけど」


3日(日)

休日である。午前はゆるゆると過ごすとして、午後どうしよう。部屋の片付けをするか、ノビルを掘りに行くか……いや、ノビル掘りに行こうにも、移植ゴテの行方がわからないので、必然的に物置の片づけが先…… いや、ウチそもそも移植ゴテなかったんじゃね?(ベランダ園芸作業は100均で 買ったスプーンでやってるのだった)……ということで、もろもろ片づけることにする。

片づけの休憩中、クラシック専門インターネットラジオ局 Ottava の番組を聴く。カフカの翻訳者、頭木弘樹さんが出演されている。「変身」についてのお話で、「人間は[実際には]虫にはならないけど、虫みたいになることはある」という言葉が頭に残る。


4日(月)

 おかしい…昨日一日がかりで、処分する本を選別してダンボール箱2箱に詰め、処分はできないけどめったに見ない本を1箱分押入れ行きにしたはずなのに、改善しているようにはまったく見えない。


そして探索中のエイモス・チュツオーラ『薬草まじない』はみつからない……


5日(火)

 昼休み、ぶらぶら歩いた路地の枝垂桜。


カメラは持っていなかったので、例のもらいもんの iPhone で撮影。

桜にかぎらず、花は不思議で貴い。剪定した年には花を咲かせない木もある。植物にとって、花を咲かせるのは一大事なんだろうなと思う。


6日(水)

休日。海はないけど、素晴らしい川のあるところへ行ってきた。


いいねえ。


8日(金)

出かける予定だったけど、あまりに体がしんどいので休むことにする。

昼飯のために買い出しに行くのもしんどいので、食糧備蓄棚をゴソゴソ探していて、大豆水煮(賞味期限切れ)とミックス豆パック(賞味期限切れ)を見つけた。これら及び冷蔵庫内のちょっと怪しげな自家製なめたけは、カレーにしてしまえば救済できるはず。


救済した。つけあわせはにんじんと干しぶどうと煎りごまの塩もみライム汁かけ、ミニトマトの酢漬け。

午後、避寒のために室内に収容されていた植物たちをベランダに帰す作業。室内に置いておくと、どうしてもほこりがついてしまうので、汚れてしまった植物たちにじょうろでじゃあじゃあ水をかけて洗ってやる。サボテンを洗っていて手を刺された(サボテンは悪くない)。

ベランダ難民たちを全員ベランダに帰し、部屋を広くした余勢を駆って、食料の備蓄の点検・整理をしていたら、前回伊勢に行った際に土産に買った乾燥めかぶ が出てきたので食べてみようと思うが、どれくらいの量を戻したらいいのか皆目見当がつかない。ふえるわかめちゃん級のふえ方をするのだろうか。つーことで、ふえるわかめちゃん並みにふえたとしてもなんとか食べられそうな量(大さじ1杯分程度?)で試してみる。


 これが


こう。まあ、めちゃくちゃふえる感じでは、ない。


10日(日)

春の18きっぷ旅最終回。様々なアクシデントに見舞われながら、行くと必ず猫に会えるところに行ってきた。


あたたかくなりましたね。

4 件のコメント:

  1. その本の量、すげーな!おら吃驚したぞ!
    それ全部読んでるのか!?
    おらも本はたくさん持ってるけど、半分は読んでねーぞ(自慢)。

    おいら川は毎日信濃川見てるからちょっとやそっとの川じゃ驚かねーんだ。
    だけど、信濃川は河川敷が整備されちまってもう見るには値しねーから新潟市まで見に来る必要はねーぞ。
    ホント、川幅も狭く整備されちゃってよ、花火大会に昔は三尺玉使えてたのに、今じゃ花火の花が小さくてスケール小さくなっちまったな…新潟で花火見るなら長岡花火だな。あれは日本でもベスト3に入るんじゃねーかな。

    猫はうちにいるからな、15歳の老猫が…。
    今もドアの向こう側で、「ポコン、ポコン!」言ってゲロはいてやがる。
    かたずけるのが楽しみだぞ!

    …やった!やったわ!最後までオネエにならないで終われたわよ!
    ありがとう、あなたの記事のおかげよ!
    これで安心して眠れる…あ、朝だ!もうだめだ…。

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    1. ともすけ先生、コメントありがとうございます。

      おら、あの本全部は読んでねーけど、半分は読んでるぞ(自慢)。(自慢?)(自慢でいいのか?)(だめじゃないのか?)(だめだろう)(だめだな)(だめだ……)

      信濃川かー!他県民でも知ってる名前だぞ。京都には鴨川があるけど、たいしたことねーぞ。おら、めっちゃくちゃ夏が暑かった年に、上流から布団が流れてきて、その後ワイシャツ姿のおっさんがうつぶせになって流れてきたのを見たことあるけど、あのときだけだな、スゲエ!鴨川スゲエ!って思ったの。あ、「死体!?」と思って駆け寄ろうとしたら、おっさんザバーッて起き上がったから、安心して。暑さでどうにかなっちゃった人ってだけだったから。ごめんな関係ない話して。長岡花火だな。わかった。

      クッキーちゃんはだいじにしてやってくれよな(っていったけど、それに関してはちっとも心配してないぞ、おら)。

      せんせい、詰めが甘いわよ!なにやってんのよ、まったく。ゆっくり寝るのよ!じゃあね!

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  2. 本棚、いいラインナップですねー。
    もし麩さんのお家にお邪魔したなら、話もそこそこに片っ端からパラパラめくってしまいそうです(笑)。
    我が家にある本もちらほら見受けられます。
    「同じ本がある」というだけで、何やら嬉しくなってきますね。

    自分の場合、「出版社ごとに分類して収納しなおす」ということを年に1度(年末に)実施しています。
    これで割と本が探しやすくなると思います。
    しかし、自分も一部「ダンボール→押入行」の本があり、こちらはやはり探索困難です・・・笑。

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    1. れぽれろさん、コメントありがとうございます。

      れぽれろさんがもしウチにいらしたら、お茶くらいは出しますけど、お互い勝手に本読んでそうですね(笑)。
      そう、同じ本読んだんだなーと思うと、うれしくなりますよねえ。れぽれろさんの本棚も見てみたい。

      なるほど、出版社別に分類か!それは気づかなかった。こんどやってみよう(いつやるんだ)。とりあえずいまのカオスをなんとかしよう。

      押入れに行っちゃうと、結局忘れてしまったりするので、いっそこの箱ごと処分してもいいかもしれませんね(笑)。

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