2017-06-10

日々雑記 2017 Jun. #1

1日(木)

仕事の帰り、いつもと違う道を通って、見事なアジサイを見た。


もうそんな季節ですね。

ああ、アジサイきれいだったなあ、得しちゃったなあ、と思いながら歩いていると、後ろから話し声が近づいてきた。振り向くと自転車スマホの若者。追い抜かれざまに聞こえてきたのが「で責められたいわけよ、ドMちゃんとしては」の部分だったために、その後どうにもモヤモヤした気分で家路をたどることになった。ちょっと損した気分で本日はドロー。

夜、雷雨。しかしカエルたちは普通に鳴いている。


2日(金)

呼んでもらったタクシーがなかなか来ず、30分に1本の電車を逃してしまった。ので、行きしなにアレっと思ったモノを確認しに行く。駅から徒歩15分。


うむ。リニューアル平常心。以前の方が見やすかったような気がする。(以前の様子はこちらをご参照ください → 「日々雑記 2016 Jul. #1」 )

平常心付近のノアザミ。


好きな花。


3日(土)

お昼はカレー。あるものだけでつくろうと思うので、メイン具材をサバ缶にして、トマトも缶詰、コリアンダーリーフは乾燥のものを使うことにした。ベランダのコリアンダーは本葉が出始めたところなので、使えるのはまだ先の話。


煮ております。


できあがり。左からサバカレー、トマトラッサム、マスールダール。ごはんに添えたのはじゃがいもとキャベツのポリヤルと、キャベツとミョウガのピクルス。

食べたら仕事しないと。と考えていたのに、いつの間にか外にいた。


ダキバアレチハナガサが咲き始め。


草刈りで薙ぎ払われたノイバラの復活に目を細め、


新たな草刈りで失われた白花のアカバナユウゲショウを思い嗚咽。


マメグンバイナズナがはじめてまともに撮れた。というか、もう何年も使っているコンデジにマニュアルフォーカス機能があることに、本日気づいたのであった(説明書を読めという話である)。

気のせいか喉が痛い。


4日(日)

気のせいでなく、確実に風邪であった。買い置きの葛根湯をのんで、これまた買い置きの紀文の豆乳飲料「紅茶」(おいしい)を飲み、しばらく眠る。

ものすごく頭のいい人とめちゃくちゃ面白い話を1時間くらいした夢を見たが、眠っていたのは10分くらいだった。話の内容は忘れてしまった。

寝床でエベリオ・ロセーロ『無慈悲な昼食』(八重樫克彦・八重樫由貴子 訳 作品社)を読む。紹介文から軽めのドタバタを想像していたが、とある教会が、その閉鎖性によって危うく保っていたバランスを外から来たトンデモ神父が崩し、隠された欲望や思いがけない力が解放されてゆく様が不気味な迫力をもって描かれる、軽くはないドタバタであった。面白い。

4861823722無慈悲な昼食
エベリオ・ロセーロ 八重樫 由紀子
作品社 2012-02-14by G-Tools

お昼。


素うどんに乾燥パクチー。


昨日の散歩で摘んできたミントとレモンバームのお茶。風邪にもよいらしい。

午後はアレクサンダー・マクラウド『煉瓦を運ぶ』(小竹由美子 訳 新潮クレストブックス)を読んだり眠ったり。

熱が上がらないうちに籠城準備(買い出し)。


兵糧。


5日(月)

朝、葛根湯をのむ。朝食は、のどが痛いので、甘酒ゼリーりんごブレンドにした。

昼。


もう「ひきはじめ」でもなし、葛根湯じゃない薬の方がいいのかもしれないとか、薬を白湯で飲んだあとに冷たいアイスを食べるのもいかがなものかと思ったりしつつ、頭が割れんばかりに痛むので考えるのをやめてこれでいく。

『煉瓦を運ぶ』読了。緊張感に満ちている。ほんの一瞬の出来事や行為によって崩壊してしまう人生。なんとなくロバート・アルトマン監督の映画『ショート・カッツ』を思い出した。そういえばこれ、原作はレイモンド・カーヴァーのいくつかの短編だった。カーヴァー読んだことないんだな。この機会に読んでみようか。

4105901273煉瓦を運ぶ (新潮クレスト・ブックス)
アレクサンダー マクラウド Alexander MacLeod
新潮社 2016-05-31by G-Tools


B000VXXNCIショート・カッツ [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2007-11-22by G-Tools


えー、夜なんですが。


わはは。昨日買い出しに行っておいてよかった……


6日(火)


朝イチの体温がコレなので、しかたない、病院へ行こうと財布を確認すると1,000円ちょっとしか入っておらず、まず最寄りのコンビニへ。無事お金をおろし、来たついでに兵糧を買い足して、いったんウチに荷物を置きに帰る。熱を測ってみると38度を切っていた。これは峠を越した!とうかれていると各方面から「越してない!」のお声を頂戴し、素直に受診。結果、扁桃腺が炎症を起こしていると。昔からよくコレで寝込んでたのだよなあ。高校のころまではほとんど毎年、両方の扁桃腺が膿をもってくっつくほどに腫れ上がり、水を飲んだり息をしたりするのも苦しいくらいだった。
薬を処方してもらい、支払いを済ませて、近くの調剤薬局へ。子供のころは母の勤務していた病院で診てもらっていたのだけど、診察なんてすぐ終わるのに、薬局での待ち時間が異様に長くて往生した。その場の大多数を占めるお年寄りが見たい番組をやっているテレビに興味はなく、貼ってあるポスターばかり眺めていた。栽培してはいけないケシの種類のとか、トラホーム予防啓発のとか、長時間そればっかり見ていたので、いまだに鮮明に覚えている。いまでもそんなの貼ってるんだろうかと、ちょっと期待したのだが、病院のすぐそばの薬局には大型のテレビと子供用書籍の本箱があるくらいで、わたしはしかたなく持参の本を読んだり、アンパンマン絵本にのぼるハエトリグモを見たりして時間をつぶした。
名前を呼ばれてカウンターへ。薬剤師さんが薬の説明をしてくれた。「抗生剤、お医者さんは『夕食後』って書いてますけど、これ昼食後でもかまいませんので。3日間、毎昼食後にのんでください。今日のお昼ごはんの後のんでもらったら、明日、明後日とお昼ごはんの後に」と、謎の昼食後服用推し。まあ昼にのむことにしましょうかね。
ところで、病院と薬局の待ち時間に読んでいた本で、一か所どうしてもわからないところがあった。『フランス短編傑作選』(山田稔 編訳 岩波文庫)所収のマルセル・シュオッブ「ある歯科医の話」の一節なのだが、


 われわれの一族は代々すばらしい歯をしてきたのだ。シカゴには母方のおじがいる。一八七〇年、父が所属していた部隊がセダンの戦いに参加した。負傷者は一名しか出なかったが、その一名というのが父だった。父は右の頬を貫通した弾丸にみごとに噛みつき、それによて弾丸が左の頬に穴をあけるのを防いだ。
(p. 54)

「シカゴの母方のおじ」はどういう文脈ででてきたのだろう?シカゴと歯になにか関係があるのか?ちなみに言及されるのは、これだけ。わからんわからんいうてたら、国書刊行会から出てる『マルセル・シュオッブ全集』に訳注として「『アメリカのおじ』という言い廻しがあり、アメリカに移住して財をなし、思いがけない遺産を残してくれる親戚を意味する」との記載があるとお教えくださった方が。にしても、丈夫な歯との関係がやっぱりわからない。
あーでもないこーでもないとやっていたら、ある方が原文テキスト(こちらで読めます→ "Sur les dents" par Marcel Schwob )をご紹介くださった。
原文の当該部分は"Nous avons toujours possédé d'excellentes dents, de père en fils. J'ai un oncle maternel à Chicago."で、"de père en fils"「父から子へ」とあってすぐ出てくるので、「なんか連想でおじさん出てきたんじゃないか」説をとなえてみたりして。しかしどうなんだろうね?

夜。


ははは皆さまおっしゃる通りぜんぜん峠越してなかったねははは。まだ上り坂だったようだよはははは。ロキソニン飲んで寝ようね。


7日(水)

昨夜ロキソニンをのんだところ、ものすごい汗をかいて二度着替え。今朝目覚めたら、やっぱりすごい寝汗をかいていたが、熱は下がった模様。

朝。


トースト入りにんにくスープ。10枚切りで薄いため油揚げのように見えるが、トーストなのだ。食べたら大汗かいたので、パジャマを着替える。

昼。


ミョウガとセリのたまごとじうどん。セリはこの前の散歩のときに摘んで、湯がいておいたもの。食べたらやっぱり大汗かいた。裸で食べればよかった(よくない)。
着替えようにもパジャマが尽きた。長そでTシャツとイージーパンツでしのぎ、シーツやパジャマを洗濯。洗濯は機械がやってくれるけど、干すことまではしてくれないのね……

夜はゼリーを一気飲み。さて気になるお熱は


むー。しかし1度下がるとものすごく体がラク。平熱だと思ってた。


8日(木)


うむ。昨日の朝もこれくらいではあったけど、あれはロキソニン効果であろう。昨夜は服用していないので、たぶんもう大丈夫なのでは。


いただきものの乾燥ミントでお茶して、


オートミール粥と野菜生活。野菜生活、いろんな種類が出てるのですね。

熱が下がるとうっかり薬をのみ忘れる。

発熱前に買っておいた油揚げとなまり節の賞味期限が切れていたので、油揚げは干し&生のダブル椎茸と炊き、なまり節は生姜と炊いておこうと思ったら生姜が切れていた。スーパーに買い出しに行く途中、散歩道のほうを覗いたら、


ここにも草刈りの魔の手が。ダキバアレチハナガサが跡形もなくなっていたよ……

いろいろ買って、帰りはいつものごとく階段で部屋のある階まで上がってきたら、ふらふらした。調子に乗りすぎました。

昼。


油揚げとダブル椎茸の煮物のっけうどん。

山田稔 編訳『フランス短編傑作選』(岩波文庫)読了。密度の濃いよい選集だった。どれも素晴らしいのだけど、あー、やられた!と思ったのは、エルヴェ・バザン「結婚相談所」。途中で「あー、これはアレだ」とわかってしまって、最後まで読むとやっぱりそうなんだけど、その先がなんとも粋。謎が解けてそれで終わりにしないのがニクい。なんでこんなに謎の答えをわかりやすくするんだろうと思ってしまったけども、著者の方が上手だったわけで。
好きなのをあえて5作選ぶなら、経験によって成長することを拒んだ少女の滑稽さと怖さを描く、シャルル・ルイ・フィリップ「アリス」、百合百合なヴァレリー・ラルボー「ローズ・ルルダン」、色彩を喚起する凝縮した文章が見事な、ロマン・ギャリー「ペルーの鳥」、ありえない職業についてしれっと蘊蓄を語るさまが、別役実『当世・商売往来』(岩波新書)を思わせる(いや、こっちが本家?)トニー・デュヴェール「さまざまな生業」、死に満ち満ちたグロテスクな史跡を、年齢の離れた元義妹と共に沈黙のうちに巡る老人の、取り戻すと同時に失う愛と時間に戦慄を禁じ得ないロジェ・グルニエ「フラゴナールの婚約者」、かな。

4003258819フランス短篇傑作選 (岩波文庫)
山田 稔
岩波書店 1991-01-16by G-Tools

4022641991当世 商売往来 (朝日文庫)
別役 実
朝日新聞社 1999-05by G-Tools

(わたしの持っているのは岩波新書版だけど、なぜか写真が小さかったので、朝日文庫版を載せました)


9日(金)

朝、ニガウリを摘心する。


横方向にも伸びちゃってください。


コリアンダーが大きくなってきた。


棒にしたアボカド(3さい)の芽が育ってきた。

食べましょう。


ラッサム麺と野菜生活。薬はまた危うくのみ忘れるところだったが、今朝で終了。

昼は久々にふつうのごはん。


麦飯、厚揚げの味噌汁、なまり節の生姜煮。味噌汁の青みは、摘心したニガウリのつる。


10日(土)

朝。


マサラチャイ、トーストにシナモンシュガー、名前忘れたけど、手で皮がむけるというアメリカのちいさいオレンジ。

昼は残りもの一掃御膳。


油揚げとダブル椎茸の煮物リメイク丼、昨日の味噌汁の残りにミョウガをプラス、カニカマときゅうりとわかめの酢のもの。

午後のお茶&本。


たまった仕事を片づけないと。まあ、明日からでいいか。

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