昨日早寝したら、今朝やたら早くに目が覚めたので、久しぶりにちゃんと朝食&弁当をつくった。ま、同じものだけど。にんじん、玉ねぎ、キャベツを刻んで塩胡椒オリーブオイルで和えたのと、たまたまあった(というか、ビールのアテにしようと思って買ってた)ズッキーニを薄切りにして両面油焼きにしたのを、軽く焼いたパン(冷凍してあったの)にはさんだサンドウィッチ。
弁当にはこれをふたつ。ズッキーニはもっと厚切りにして、塩胡椒じゃなくて、焦がし醤油なんかで濃いめの味にしたほうがよかったかも。もしくは照り焼きにするとか。こんどためしてみよう。
仕事帰りに、近所の川べりを散歩している途中、出来心で、むかごをつけているノビルを引っ張ってみたら、まるい鱗茎ごとすっぽり抜けた。 うーむ、悪いことした。持ち帰ってプランターに植えつけてみた。これから休眠する時期なので、うまく根がつくかどうか。むかごをまくほうがいいのかな。
22日(金)
昼休みに園芸店で、苗をいろいろ購入。スウィートバジルと、みどりのカーテン要員の琉球朝顔、ニガウリ(去年採った種を蒔くのを忘れてたので、苗を購入)、テラス・ライム。今日はプランターに土を準備して終わり。手持ちの土でいけると思っていたが、ニガウリの分が足らなかった。丈夫な植物だから、ちょっとくらい我慢してくれるだろう。
23日(土)
朝ちょっと早起きして、昨日買ってきた苗を植えつける。去年ニガウリを育てていたのを再生した土に、バジルとテラス・ライム、新しい土にアサガオを植え、水をたっぷりやって、出勤。
カズオ・イシグロ『夜想曲集』(土屋政雄 訳 ハヤカワepi文庫)読了。 再読で、前に読んだとき「面白い!」と思ったはずなのに、内容をほとんど覚えていなかった。何度でも楽しめていいよねといえる余裕を持ちたい。
25日(月)
休日。朝から残り野菜一掃作戦と称し、中途半端に残っている怪しげな野菜を、角切りにしてオリーブオイルで炒めて塩胡椒。
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、赤ピーマン、緑ピーマン、ズッキーニ、トマトに、にんにくのみじん切り。 朝食はこれを入れたオムレツをつくろうとしたものの、具が多すぎてまとまらず。
去年、アヒージョがつくりたくて買った小っさい土鍋(なんていうの、あれ?)でやればよかった。
昼前、読書メーターに『夜想曲集』のレビューを投稿。以下はその転載。
人生はままならない。なんてことをつい思ってしまうのは、昼から夜へと移行する時間、終わりの方へと目を向けざるを得ない時間である黄昏時なのではない か。収録作はそれぞれが、明るい昼間、自分の能力を信じ、開花の可能性を疑わないでいた人に、日が翳り、夢は夢のままで終わるかもしれないという現実が見 えてくる、そんなごく短い時間を描いている。したい仕事ができているとはいえず、生活面でもうまくいっているとはいえない音楽家夫婦と、認められないことに苛立ちを感じている若者が登場する「モールバンヒルズ」は、この主題を扱って出色。
夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ Kazuo Ishiguro
もうちょっと、ちゃんとなんか書くつもりではある。あ、そうだ、今回「モールバンヒルズ」がとくに印象に残ったのだけど、前に読んだときは、ドタバタもある「夜想曲」が好きだったのだ。読むときどき で思うことが違うから、面白い。それと、音楽がテーマのこの本、作品の配列がアーチ形式になってるんじゃないの、と気づいたりしたので、本は一回読んでし まいになるものではないのだね。ビバ老人力。まだ早いとかいってられない程度に、力がめきめきついてきたよ、ハハハ。
昼
白米ごはん、薄揚げの生姜焼き on せん切りキャベツ、じゃこピー、味噌汁(大根、ねぎ)。
お揚げの生姜焼きはわたしの好物。切った薄揚げを、フライパンで両面焦げめがつくまで焼いて、酒・みりん・醤油を同割に、おろし生姜を合わせたものをジャーっと絡める。タレのしみたキャベツもうまいのだ。ご存知の方もあろうが、京都の薄揚げはデカい(約30cm×12cm)。それを1枚使ったのだから、残ったら明日の弁当に入れようともくろんでいたのだが、飯三杯オカワリで完食する始末。それにピーマンをくったりするまで煮たじゃこピー、これがまたごはんのすすむおかずなのでな。しかし生姜のおかげか、大汗かいた。
食後、汗まみれになったTシャツを着替えてホームセンターに出かけ、土を買う。蚊よけになるという草の苗(蚊連草とかいう名前がついていたけど、あれローズゼラニウムじゃないの?)を売っていて、ものすごく心惹かれたのだけど、14ℓの土(野菜用)を背負って30分の道のりを歩いて帰るので、これに加えて草花用の土を買う気になれず。帰宅して、先日植えられなかったニガウリを植えつける。
その他、あれやこれや雑用を片づけて、日没後に近所の川沿いを散歩。このあいだまでぼうぼうに茂っていた草がきれいに刈られたばかりの斜面を、スズメやムクドリが歩き回ってせっせとなにか食べている。黄色い花が何種類か咲いている。
オオキンケイギク(特定外来生物)。
これは人が植えて管理しているのであろうキンシバイ。あと、近づけないのでなんだかよくわからないけど、斜面のコンクリートの隙間に、なんか黄色い花が咲いてた。
もうかなり暮れてきたころの、ヒルザキツキミソウ。
風で揺れてたから被写体ブレは覚悟してたけど、それじゃなくて手ブレだなこれ。暗いしコンデジだし(言い訳)。
夜は、昼に食べ過ぎたので酒だけにする、というわけにもいかず、ちぎりキャベツ+味噌と、洗って筋とってラップかけて電子レンジで加熱したさやいんげんに塩をふったものをアテに、ビール。
シンプルだけど、うまい。さやいんげんをレンジ蒸しすると、ゆでるよりも甘みが際立つ。
26日(火)
定時に上がれたので、仕事帰りに近所の川沿いを散歩。こないだ撮ったら暗くてブレてたヒルザキツキミソウを、少し明るい時間に撮ってみた。
愛らしい。
世界最強といわれる雑草、チガヤ。若い穂は、噛むと甘い。
このへんののらねこ。
わたしに気を許してない感じ。それでいい。ノラは人にそう簡単には気を許さないほうがいい。
本日未明、英国の作家タニス・リーが亡くなった。ついこの間、はじめてのタニス・リーの本、民話リライト作品集『血のごとく赤く』を読んだばかり。以前読んだアンジェラ・カーターの民話リライト作品集『血染めの部屋』(ちくま文庫)の解説に出てきたので、ずいぶん前の古本まつりで見つけたときに購入したのを、やっと読んだところだったのだ。ということで、アンジェラ・カーターの作品を再読している。
血のごとく赤く―幻想童話集 (ハヤカワ文庫FT)
タニス リー Tanith Lee
血染めの部屋―大人のための幻想童話 (ちくま文庫)
アンジェラ カーター Angela Carter
アンジェラ・カーター面白い。タニス・リーにないユーモアの感覚(タニス・リーにそれがないといっているのではなく、そもそも両者の目指す方向性のちがいに基くものだと思う)。
27日(水)
実をいうと、いま少々気分が落ちている。気温の変化のせいだかなんだかわからんが、昨日突然来た。といっても危険な感じはない。ただ、なるべく人と関わりたくない。仕事では関わらないわけにいかないので、「通常モードのわたし」を演じているのだけど、これが疲れる。疲れるのでSNS等はほとんど見ていない。いただいたメールなどには目を通して、必要なら返信している。この状態がいつまで続くかわからないけど、外界を完全に遮断しているわけではなくて、単に明るくやっていけないだけなので、そう長いことはないだろうとは思う(もともと暗い根っこの会所属だし)。
31日(日)
人とは関わりたくないが、動植物とは積極的に関わっている気がする。職場の近所(の特定の場所)にいつもいる猫たち。これは昨日の様子
これが今日の様子
いつ見ても2匹いっしょで、いつ見ても寝ている。いつも黒いほうが片目を開けてちらりとわたしを見て、「なんだ、おまえか」という顔をして、また眠る。
明日明後日と連休。植物たちの世話をして過ごそうと思う。緋花玉はもうすぐ咲くだろう。